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社長挨拶(第7期)

株式会社図研プリサイト 代表取締役社長 尾関 将

感染対策による息苦しい生活が始まってから2年が経過しました。当時、これほど長期化することを誰が予想できたでしょうか。この間も世界は動き続けています。2度の五輪が開催され、ウクライナは戦火に見舞われました。街から賑わいが失われ、自宅時間が増えて、オフィスは閑散としています。国内で感染ピークの波は6度を数え、累計感染者数は600万人を越えました。この文章を読んでいただいている方の中にも、感染を経験された方がいらっしゃるでしょう。激動の時代、誰もがその渦中にいます。

製造業を取り巻く環境も、この2年で大きく変わりました。市場においてはニーズの細分化が更に進み、その動向を見極めた製品投入の成否が、事業の命運を握っています。現場においては社内外ともに従来のバリューチェーンが寸断され、その再構築にはデータドリブンなビジネスモデル設計が不可欠となっています。いずれの局面でも、コロナ前からIT活用を積極的に進めてきた企業と、そうでない企業とで、変化への対応力に大きな差が生じました。

いまやDXの波は、全ての企業のあらゆる部門に及んでいます。その波は、現状維持を是としてイノベーションに異を唱える人から、説得力を奪いました。そして、前向きな改革が多くの企業で進んでいます。

  • データセントリックな設計製造連携により、飛躍的な生産性向上とコストダウンを達成する。
  • エンジニアの個人資産となっていたナレッジを、AIが掘り起こして全社に流通させる。

そんな製造業DXを実現する企業が、加速度的に増加しています。

ものづくり企業様におけるDX推進、このチャレンジをご支援し、成功に導くことが当社の使命です。PLMやナレッジ活用など、当社のソリューションはワクチンのようなものなのかもしれません。導入により、副反応ともいうべき痛みやコンフリクトは生じるでしょう。しかし、環境変化への強さを獲得できる。

コロナ対応で後手を踏んでしまった企業様の中でも、経営陣の迅速な判断で、DXによる失地回復を成し遂げている事例が数多く生まれています。苦難が過ぎ去るまで耐え忍ぶことに美徳を感じる国民性ではありますが、今回の苦難はまだまだ続きそうで、乗り越えていくことでしか活路は見出せません。当社はその道筋を示し、お客様と共に乗り越えていく。この力を発揮するために、我々自身が変化を恐れず、困難に挑み、成長しつづけたいと思っています。

戦火や感染症により無辜の命が奪われる日々が1日も早く終わることを願って

2022年4月1日
代表取締役社長
尾関 将

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