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会社情報

社長挨拶

代表取締役社長 上野 泰生

代表取締役社長    上野 泰生

2018年3月31日、当社は無事に第二期目を終了しました。昨年につづき、今年もたくさんのお客様、パートナー様に支えられて、意義のある事業成果を残せましたこと、あらためて感謝申し上げます。

ここ数年、製造業各社の業績が好調であることは、当社にとっても大変うれしいことです。しかしながら日本の製造業、とりわけニッチトップ企業の経営者からは、受注はいくらでも取れるけれども、設計や生産が追いつかないという話をよく伺います。人員を増やせば、ある程度解決しますが、売り手市場の今、人材確保は簡単ではありません。

IT導入のROIは一般的に、間接費がどれだけ削減できるかを予測し、導入費用を除して、回収月数を計算します。ただし、好景気のタイミングにおいては、間接費削減とその投資回収に着目するよりもむしろ、受注と利益拡大への貢献度を、計算すべきであると考えます。情報の共有や自動化、標準化が進むことで、どれだけ設計者の設計点数が増やせるのか、どれだけ工場の稼働率が上げられるのか等々、IT導入による効率化はそのまま、受注キャパを増大させることにつながります。この好景気の間に、ITを活用して新しい業務プロセスを定着させて行く企業こそが、景気の波を超えて、5年後10年後のトップランナーになるのでしょう。その実現に向けたサービスやシステム化提案を引き続き行っていきますので、是非パートナーとしてご検討いただければ幸いです。

PLMプラットフォームの仕上げ

昨年は、B-EN-G社と共同開発したBOP(Bill Of Process:工程設計)システム、「EM- Bridge」の納入が始まりました。これを機に、原価企画をテーマにしたセミナーを昨年、4回開催しましたが、全開催とも満席をいただき、とりわけ個別生産を行う企業にとって、企画段階でのコスト見極めが、大きな経営課題となっていることを再認識させられました。

セミナーのフリーディスカッションでは、設計情報と製造情報の分断が引き起こしている様々な課題とともに、これを解決するためのプロセスの見直しや、ITの導入について、活発な議論がありました。一見単純に見える設計情報と製造情報の連携は、思いのほか多様で難しく、当社としても、どのようなシステムやサービスを提供するべきなのか、数多くのヒントを頂きました。

2011年にリリースした「Visual BOM」は、「BOM」を、単なる手配帳票とせず、図面やCADモデルなども含む、設計側の統合情報として位置づけたシステムです。今回「EM-Bridge」をそのプラットフォーム上に拡張し、製造側の作業工程や手配情報まで扱えるようにしました。

設計情報は、CADデータや図面などを含め、全てが仮想世界の中で扱われている一方、実際の製品は、電子部品や樹脂、金属などの人工物から構成されます。これら仮想的な情報を現実世界の人工物へいかに速く正確に、転写できるかが、製造業にとって最大の競争力であり、それを支えていくものこそが、Product Lifecycle Managementであると考えています。今年はPLMシステムとしてのVisual BOMを、仕上げる年にいたします。

Knowledge Managementへの再アプローチ

もう一つの事業ポートフォリオは、ナレッジマネージメントです。皆さんも日々、ドキュメントを探すのに、多くの時間を割かれているのではないかと思います。当社はこれを解消すべく、社内の文書で使われている言葉の重みや語句間の相関を統計処理し、重要と思われる語句群をプッシュ表示して検索を支援する、Knowledge Conciergeという製品を2014年にリリースしました。

Knowledge Conciergeは、その考え方や狙いについて、多くの賛同を得たのですが、抽出される「重要な語句」は主観によって左右されることもあり、全てのお客様の期待レベルを超えるには、至っておりません。

現在、この「重要な語句」を少しでも客観的に割り出すための新たなエンジンを開発しています。機械学習させたニューラルネットワークを用いて、文章と単語のベクトルを各々算出し、その類似度から「重要な語句」を割り出すという手法です。ただこの方式は、何を学習させたかによって、出力される結果も大きく変化するので、より最適な、学習データの種類や分量について、現在試行錯誤しております。今年度の後半には、高性能なエンジンを搭載した新しいKnowledge Conciergeをご評価いただけると思いますので、ぜひご期待ください。

当社は今年で設立3年目となります。節目の年として、今まで以上に力強く、「まっ先に、めざす先。」へ前進していきますので、お客様ならびにパートナー様より、引き続きご支援をいただけますよう、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成30年 4月 1日
株式会社 図研プリサイト
代表取締役社長 上野泰生

※ B-EN-G社(東洋ビジネスエンジニアリング株式会社)との協業についての対談記事はこちらをご覧ください。

※ 株式会社O2との協業についての対談記事はこちらをご覧ください。

※ ラティス・テクノロジー株式会社との協業についての対談記事はこちらをご覧ください。

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