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社長挨拶(第6期)

株式会社図研プリサイト 代表取締役社長 尾関 将

映画や小説の中の出来事と思っていた感染症パンデミックが現実化してから、1年が経過しました。「不確実な時代」に生きていることを、ビジネスのみならず日常レベルでも実感した日々でした。歴史を振り返れば、大きな変化の時には必ず新たな価値観や産業が勃興してくるものです。オンライン会議ツールは、コロナ以前から存在していたテクノロジーですが、この1年ですっかり市民権を得ました。「当社のDXを推進したのはCEOやCIOではなくCOVID-19だった」なんてジョークもあるそうです。皮肉なことですが、その一面があることは否めません。

経済産業省が2018年に公開したDXレポートを契機として認識が広まったDX(デジタルトランスフォーメーション)は、同じく経産省が2020年に発表した「ものづくり白書」によって、製造業にとって喫緊の課題となった感があります。多くの企業で中期経営計画に取り上げられ、DXを冠する部門が急速に増えました。長年に渡ってモノづくり支援ITの業界に身を置いていますが、今ほど市場全体がデジタライゼーションに向けて前向きになっている状況は記憶にありません。ニューノーマルというワードも聞かれますが、各社がITを武器に、新たなビジネスモデルや業務プロセスをデザインするチャンスです。

私ども図研プリサイトの使命は、わが国製造業の発展を、最先端のテクノロジーで支援することです。職人技やすり合わせといった属人的要素に強みを持つ日本のモノづくりは、ITをうまく取り込むことで更に高度化できる余地が多分にあります。図研プリサイトは先進的な技術をキャッチアップすることはもとより、それを日本型モノづくりに最適化することで、製造業の競争力を飛躍的に高めるエンジニアリング・プラットフォームを提供しています。

この2021年4月には、「Qualityforce」という新製品をリリースします。品質保証業務におけるクレーム初動対応を、AI(人工知能)で強化するソリューションです。製造業に特化したソリューション展開で成長してきた当社のDNAを色濃く受け継ぐ、他に類を見ない製品となっています。今後も私ども図研プリサイトは、製造業DXの推進に貢献するべく、時勢を捉えた一歩先行くソリューションを提供してまいります。

このコロナ禍が一刻も早く終息することを願って。

2021年4月1日
代表取締役社長
尾関 将

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