Case study
導入事例

Knowledge Explorer

電力関連機器メーカーのナレッジ活用事例(九電テクノシステムズ株式会社)

九電テクノシステムズは、発電所から需要家に至る電力すべてのフィールドで、計測・監視・制御システムや、最先端のICT技術を駆使した製品、およびエンジニアリングサービスを提供し、九州における電力インフラを支えている。また、サステナブルな社会の実現など、電気エネルギーを取り巻く環境変化に対応するため、カーボンニュートラルに寄与するEV/PHV用充電インフラ構築や、テナントビルや電力一括供給マンションの電気・水道の検針業務の自動化などの社会インフラ向けソリューションも提供している。

2021年4月には体験型展示施設「Q’s-LABO(キューズラボ)」を、同社本店西エリアが所在する福岡市南区にオープンした。巨大な蓄電池が展示された屋外ブース、実際にEV充電が体験できる駐車場、エネルギーマネジメントシステムや複数台充電コントローラーなど、同社が提供する製品・サービスに触れることができる展示・操作ブースで構成されており、「明るい未来」を実現する9つのデザインを取り入れた木造の開放的な内装は、社内外関係者や社員同士がくつろいで交流できる場を創出している。
  • 体験型展示施設「Q's-LABO」
体験型展示施設「Q's-LABO」
そんな同社においてKnowledge Explorerはどのように業務を支えているのだろうか。今回、九電テクノシステムズ株式会社 技術開発本部のお三方に「Q’s-LABO」にお招きいただき、導入の経緯や効果について話を伺った。

お客様の企業プロフィール

会 社 名 九電テクノシステムズ株式会社
本  社 福岡県福岡市南区清水四丁目19番18号
創  立 1960年7月29日
従業員数 599名(2021年7月現在)
資 本 金 3億2,722万円
お話を伺った方
技術開発本部 商品開発1部長
佐々木 浩幸 様

技術開発本部 商品開発1部 通信装置開発グループ 主任
重石 健佑 様

技術開発本部 商品開発2部 計量機器開発グループ 主任
西山 征利 様

(取材年月日:2022年05月26日)
採用いただいたソリューション
Knowledge Explorer

各個人が持つナレッジの流通に課題感

「いつもの暮らしを、もっと明るく」をスローガンとする九電テクノシステムズは、半世紀にわたり培ってきた技術と信念を通じて、より快適で環境にやさしい次世代エネルギー社会を実現させるべく邁進している。同社の製品設計・開発を担う技術開発本部では、業務のスマート化を図るためのワーキンググループを適宜立ち上げ、安全で快適な生活を送ることができる社会の実現に貢献する努力を重ねている。

技術開発本部 商品開発1部長の佐々木氏は、2020年度の同本部ワーキンググループに参画した際、自身が抱えていた次の課題感を払拭すべく取り組みを始めたと話す。

「組織内の各個人が持つナレッジの流通に課題を感じていました。例えば、新しい装置の開発を始める際、過去に似たような商品が自社で開発されていたにも関わらず、それを知らない担当者が一から検討を始めて時間がかかってしまう。組織内でナレッジを共有し、それを簡単に探せる環境を整えることが急務だと感じました」(佐々木氏)
  • 九電テクノシステムズ株式会社製 複数台EV充電システム
九電テクノシステムズ株式会社製 複数台EV充電システム
2020年5月、佐々木氏はナレッジマネジメントシステムの調査をスタートし、IT製品比較サイトにて複数社に資料請求をした。その内の一つが当社のKnowledge Explorerだったという。数ある製品の中から当社製品に決めた理由について佐々木氏は「探さなくても関連資料を見つけ出せるプッシュ通知機能がポイントでした。また、クラウド型サービスはデータ移行がネックだったので、オンプレミスだった点も理由の一つです」と教えてくれた。その後、同年11月にKnowledge Explorerの導入費用を来期予算に計上し、2021年7月に同社技術開発本部にて本格的に運用が開始された。
  • 技術開発本部 商品開発1部長 佐々木氏
技術開発本部 商品開発1部長 佐々木氏

具体的な利用シーンを伝えて、社員のシステム利用を促進

Knowledge Explorerを導入する10年以上前、同社では他社のナレッジツールを利用していたが、利用率は低かったという。技術開発本部 商品開発2部 計量機器開発グループ 主任の西山氏は「検索を開始するまでの操作が非常に煩雑だったイメージがあり、あまり活用しなかったと記憶しています」と、当時のナレッジツールについて教えてくれた。

Knowledge Explorerについて、西山氏は「Googleみたいにすぐ検索できる手軽さが良いです。また、Windowsのエクスプローラだと1~2分かかるファイル検索が数秒で済みます」と、旧ナレッジツールを優に超える効果が得られていることを話してくれたが、運用開始当初は過去のナレッジツールに対する印象もあったせいか、なかなか社内での利用率が上がらなかったという。
  • 技術開発本部 商品開発2部 計量機器開発グループ 主任 西山氏
技術開発本部 商品開発2部 計量機器開発グループ 主任 西山氏
「使ってくださいとアナウンスを続けるだけでは利用者が増えないと感じました。そこで、具体的な利用シーンを含めたマニュアルを作成して、アナウンスとともに配布しました」(西山氏)

西山氏を中心とした地道な利用促進活動の結果、2021年11月以降、同社内での利用率は右肩上がりで伸びているという。現在、主に技術開発本部所属の60余名が利用しており、同本部以外での利用拡大も検討しているとのことだ。
  • 画面ショットや図表を使った、分かりやすい社内向けマニュアル
画面ショットや図表を使った、分かりやすい社内向けマニュアル

プッシュ通知が新入社員のレポート提出に貢献

作成・編集中の文書をAIが解析し、社内に蓄積されたファイルから、関連した記述がある資料をピックアップしてくれるプッシュ通知機能は、Knowledge Explorerの特長の一つだ。九電テクノシステムズにおいて、選定ポイントの一つだった本機能はどのように使われているのであろうか。

技術開発本部 商品開発1部 通信装置開発グループ 主任の重石氏は、本インタビュー当日に起こったプッシュ通知機能の効果について教えてくれた。

「技術開発本部の新入社員に研修の一環として現場帯同(エンジニアリング部門の現場業務に同行)を実施しており、帯同後にはレポートを提出することになっています。本日、レポートの書き方が分からず悩んでいた新入社員から・・・
  • 技術開発本部 商品開発1部 通信装置開発グループ 主任 重石氏
技術開発本部 商品開発1部 通信装置開発グループ 主任 重石氏
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