Case study
導入事例

Visual BOM

医療用機器メーカー M社 様

近年、高度医療システムは先進国だけのものではなくなってきています。新興国市場の経済発展によって、先進的な医療システムへのニーズが世界的に大きく拡がりつつあります。市場の拡がりとともに、これまでのように最先端の製品を提供し続けるだけでなく、より多くの人々に使っていただけるような普及型の製品を提供していくことも医療機器メーカーの重要なテーマになってきました。

医療用機器メーカー M社 様

社員数 約4,500人
年間売上高 約1,500億円
事業内容 医療用機器の開発・製造・販売
お話を伺った方
製品開発本部長 T様
採用いただいたソリューション
Visual BOM

「BOM」が開発部門のペインを解決してくれるとは思っていなかった。

当社のような先端医療機器の業界は、効率化やコストダウンよりも製品技術や品質を高めていくことを重視してきました。しかし新興国市場でのビジネスにおいては、技術や品質はもちろん、コストについても国内外の競合他社との厳しい競争に晒されます。そこで当社はビジネスプロセスのムリ・ムダ・ムラを無くし、グローバル市場で勝ち抜くためのプロセス変革を行う全社的なプロジェクトをスタートさせました。ITの整備はこのプロジェクトを支援していく重要な要素であり、PLMもその対象になりました。
  • 取り組みイメージ

これなら、規制対応にかかる負担の軽減も期待できる

PLMの分野で当社が実現を目指したのは、(1)紙図面文化から脱却し「設計から製造まで一気通貫のプロセス」の確立、(2)開発プロセスの見える化、の2つです。そこで国内外の有力PLMベンダーほぼ全てに対して提案をお願いし、これらの目標達成のために最も適したソリューションの選定を行いました。
「設計から製造まで一気通貫のプロセス」とは、設計後の調達や製造手配だけではなく、医療機器開発に特有の様々な周辺業務も組み入れて効率化を図れるプロセス、という意味を含んでおり、そこも選定のポイントでした。その点、プリサイトの担当者の方は、他のどのベンダーの方よりも丁寧に実際の設計プロセスをヒアリングし、その結果にもとづいて具体的な課題解決方法を提案してくれましたので説得力がありました。

医療機器製品の開発・製造においては、FDAをはじめとした規制への対応が必要で、決められたプロセスに則って作業が行われているか、きちんとドキュメントを作成・管理しているかなどといった点が設計の段階から要求されます。 設計変更の場合には、前回から「どこが変わったか」「どう変わったか」などをきちんと資料化することが必要になりますが、これらの付帯業務は設計者にとって大きな負担になっていました。

例えば、このような課題に対しても、プリサイトのVisual BOMは調達や製造のための単純な帳票ではなく、BOMと連携した形状情報をXVLデータで参照できるため、新規設計の際はもちろん設計変更の場合でも資料作成において設計者の負担を軽減できる、ということを提案してくれたのです。
  • Visual BOMによる設計変更箇所の視覚化

「BOMがモノづくりのベースになる」というコンセプトは、将来的なグローバル製造・開発体制にとって メリットが大きい

Visual BOMの導入後は、設計上流段階からBOMを活用することで、初期設計品質が向上して手戻りが激減し、期待通りCADデータを源流とした「設計から製造まで一気通貫のプロセス」が確立されました。

今後は、さらにコスト競争力を高め、新興国市場でのニーズを取り込んで、より魅力的な商品を提供していくため、製造や一部の開発のグローバル展開を考えています。
その際、作業指示や設計変更通知をミスなく確実かつ迅速にやりとりできる環境を整備したり、デザインレビュー・標準化推進など、スムースに設計情報を共有したりすることなどが必要になると思います。
海外拠点をモデルケースとして紙図面を段階的に廃止し、ビューワとBOMの組み合わせによる情報配信に移行することも計画しています。

プリサイトの「BOMがモノづくりのベースになる」というコンセプトは、こういった将来的なグローバル製造・開発体制を支えるインフラを考える上で非常に優れたものだと思います。今後も、プリサイトのさらなるソリューション展開と機能強化に是非取り組んでほしいと考えています。
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