ホーム >

PreSightについて

PreSightのビジョン

新会社の船出

代表取締役社長 上野 泰生

株式会社図研プリサイト 代表取締役社長
上野 泰生

2017年3月31日、図研プリサイトは第一期目を無事終了しました。

この一年間、数多くのお客様に支えられたことはもちろんですが、ビジネスパートナー各社の優れた知見やリソース、ブランドを存分に使わせていただけたことも、事業の成功に大きく寄与しています。設立初年度に意義ある結果を出すことができましたこと、皆様方に心から感謝申し上げる次第です。

あらたなBOMの提案

さて、当社の事業ポートフォリオは、BOM、3D、ナレッジの3つですが、昨年はBOM、とりわけVisual BOMが大きく業績を伸ばしました。

Visual BOMは、BOMに3Dを融合し、かつての大部屋レビューや現図台を再現することに成功したシステムで、特許も取得しています。

しかし産業機器メーカの多くは、未だ2D図面が主流であり、「単なるBOM」の検討においては、Visual BOMは過剰な提案になってしまいます。それを承知の上、3D化を同時に進められれば、「単なるBOM」では得られない、全社的なメリットが出ることを訴えてきました。これが市場に浸透した結果、特にここ数年、Visual BOMを多くのお客様に導入いただけたのだと思っています。

生産ITとの連動、原価企画の実現

そして、今年はいよいよ、原価企画を実現するために、BOMと生産ITとの本格的な連動を行います。しかし、そもそも歪みのない理想的なデータをコンピュータ上で扱うPLMシステムと、自然界の中で人工物を扱いの対象とする生産管理システムでは、その目的や在り方が全く異なり、簡単にはつながりません。

この点に関して、2014年に資本提携したB-EN-Gとの間で、設計ITと生産ITの違いや、相手方が必要としている情報や構造は何かなどについて、議論と試作を試みてきました。そしてこの1月に、E-BOMと連動して工程フローの設計まで行える、EM-Bridgeをリリースしました。通常生産管理システム側で行われる、事後的な工程フローの設計が前倒しできるので、コストや納期を緻密に検討し、思い切った経営判断を行うこともできます。

両社の活動は今後とも、設計と生産を連携させることを更に深掘りし、また原価企画システムそのものもブラッシュアップしていくつもりです。

プリサイト流ナレッジマネージメント

さて、今年大きく業績を伸ばしそうなのが、昨年に本格リリースしたKnowledge Conciergeという製品です。どの企業活動においても日々蓄積されるドキュメントは膨大であり、資料探しに多大な時間が費やされています。論理的にはサーチエンジンなどでサーバ内のファイルをくまなく探すことはできますが、探すためには適切な検索キーワードが必要です。ベテランはまだしも、新人やゲストエンジニアの人たちが情報の海から適切な資料を拾い出すのは至難の業でしょう。

Knowledge Conciergeは、社内の文書情報をビッグデータととらえ、そこで使われている言葉を分解し、また言葉の相関関係を統計的に処理して検索用の辞書を生成します。この辞書が、例えば文章を書いているときに、抜け落ちている視点や参照すべき文章を教えてくれるしくみの中心となっています。既に10社以上の様々な業種が評価を始めており、要望に応じた新しい機能が随時追加されています。

ナレッジマネジメントを理想的に考えると、暗黙知を専門家会議などで整理し、形式知化したものを皆で利用するということになりますが、これには莫大なリソースがかかる上に、網羅度や鮮度が下がればたちまち利用されなくなるという宿命があります。当社は、形式知化しなくとも、できるだけ質の高い暗黙知に素早くたどり着けるのであれば、それも強力なナレッジマネジメントだと考えております。

課題解決のために、「まっ先にめざす先」へ、皆さんと共に進んでいきたいと思っています。本年もご支援の程、何とぞよろしくお願い申し上げます。

平成29年4月1日

※ 東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)との協業についての対談記事はこちらをご覧ください。

ページトップへ